NYのジャズ
仕事でニューヨークへ。
今回の旅程でジャズを楽しめるのが、6/11-15なので初日を逃すと3日間。このうち食事会もあるので実質は2日間になり、その2日でニューヨークの色々なジャズクラブのスケジュールを調べたところ初日のマークターナー以外でピンと来るものがなかった。
JFK空港からバスに乗りマンハッタンへ行こうとしたが、なかなかバスがこない。ようやくバスが来たら今度は渋滞でマンハッタンに行くまで結構時間がかかる。前もって日本でオンラインでチケットを買っていたので間に合わないかなあと思いながらバスから降りてタクシーを拾ってヴィレッジヴァンガードへ。
日曜日だからかお店は超満員だった。オンラインでチケットを買ってなかったらまず座れなかったし、演奏が見れない席だった。ちゃんと席が用意してくれていた。ありがたい。
メンバーはこちら。マークターナーがリーダーでトランペットとの2管カルテット。
オリジナル曲の演奏で特に印象に残ったのが、リズムセクション。マーカスギルモアのドラムのビートの出し方は、いわゆるチーチキチーではなく、ポリリズムである。ベースもバッキングというよりもソロを取りながらビートを出している感じ。フロントのトランペットとサックスだけが良く耳慣れたソロの形だった。トランペットはリーモーガンやフレディハバードを彷彿させる気持ちの良いパリッとした音色。音量もマイクを使いながらちょうど良い音量が客席に届く。マークターナーはコルトレーンのようなシーツオブサウンド。エッジがあって良い音だった。1人1人がソロを取るような旧来の形でもなくテーマとソロの境界が曖昧だった。
同じバンドでの演奏がYoutubeにあったのでリンク
https://m.youtube.com/watch?v=yxqjAgaxyVM
私が馴染んでいるのが50-60年代のジャズでいまから60年ほど前のジャズである。私たち日本人がやっているのはモダンジャズでもアメリカでは古典なんだろうなぁ。おそらく枯葉とか誰もやってないし、きっとジャズ喫茶全盛の時代からあんまり変わってないのかも。。
今、ジャズは確実にアメリカで進化していて、学生から若い女性まで楽しんでいたのが印象的。お客もこの音楽を理解して楽しんでいるようだった。それにしても日本とだいぶ環境が違うと感じたライブだったなぁ。