趣味を育てる

以前、大橋巨泉の本を読んだ時に歳を取るまでに3つ趣味を育てておくと良いという話が書いてあった。たしかに趣味があると人生は豊かになる。私の場合は、サックス、ゲームときて今はレコードの趣味を育てている。

 

レコードの趣味は意外と深い。レコードはCDと異なり、いつでも大量に在庫があってアマゾンで注文したらおしまいではない。レコードで特にジャズは基本的に中古である。中古のレコードはアメリカ盤、欧州盤、日本盤など様々でCDとは異なり、傷があるとノイズとして音に出る。また、オリジナルからリイシューまである。レコードは、リリースされた年に近いほど音は良い、つまりリアルで生々しいのだ。レコードのレーベルもブルーノート、プレスティッジ、リバーサイド、コロンビアなどのメーカーの録音エンジニアによっても音の傾向は異なる。

 

ちなみに絶対的に良い音というのはない。あるのは、多くの人が良いと思う音だけである。多くの人にとって良い音が自分にとって良い音でないこともある。その音を探すのもレコードの楽しみの一つである。