秋ではないけどベンウェブスターの枯葉
だいぶ気分が持ち直してきた。梅雨時はどうも良くないのだけれど、いろんな人と話をするなかでヒントが見つかっている気がする。
さて今日の一枚。
Be Webster Georges arvanitas
Autumn leaves
Ben websterというと名盤は決まっており、アートテイタムとのQuartetとVerveに残したSoulvileあたり。ほぼこの2枚が有名だが、Benの晩年の作品にあたるこのアルバムも実に滋味溢れる良いアルバムなのだ。ベンは晩年にしてはノリもよく、サブトーンも長いブレスは続かないものの歌声は健在。
不思議なことにほとんどレコードショップなどで見かけたことがない。こういうアルバムは大切にコレクターのレコード棚に収まってその後出てくることはないのだろうな。
実に録音も良く、すっきりとクリアな音。Benも良いが、ピアニストのArvanitasが素晴らしい。バンドに躍動感があり、聴いていて楽しい気分になれる一枚。