バードランドへ

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めぼしいライブがなく、仕事も早く終わったので夕方からたまたまバードランドでやっていたトラッドジャズを聴いてみることにした。

 

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同じニューヨークでもヴィレッジバンガードのように最先端のジャズもあれば、アメリカの古き良き時代のジャズもある。演奏を聴いているだけでその時代にタイムスリップしたような気になるから不思議だ。例えばトランペット一つとっても吹き方の癖や音色がその時代をよく表現している。例えばビブラートであったり、ブレスであったり。フレーズも繰り返しフレーズを多用したり、別の曲から引用したり。まさに自由自在で音楽をその場で作っている感じがした(当然譜面は見ていない)。演奏は楽しく熱いが、頭はクールで楽器はもちろんのこと音楽もコントロールされている。感情や勢いで演奏していないからか、アンサンブルが綺麗だ。

 

トラッドだからモダンよりも簡単で劣っている訳ではない。トラッドはトラッドなりの一流の演奏というのが存在する。日本人がトラッドを演奏すると、芸能という言葉がしっくりくる。アメリカ人が演奏すると自然なんだなぁ。