マウスピースと楽器との相性
最近特に思うこと。
新しい楽器には現代のマウスピース。
ヴィンテージの楽器にはヴィンテージのマウスピースが相性が良いと思う。
1920年代のコーンチューベリーにいろいろマウスピースを合わせてはみたがどれも相性が悪く良い音にはならない。昔のブリルハート、ハリウッドデュコフなんかは相性が良く、ブリルハートはレスターの雰囲気、デュコフはデクスターの雰囲気がでる。この頃はおそらくマウスピースのオープニングも狭かっただろうし、無理に広げていないものが良いと思う。厚手のリードをセットして、響かせて吹くと良い音になる。
欲しいレコードがない
最近は、どうも欲しいレコードが出てこない。特に欲しくないレコードは市場に出てくるが全く購買意欲がわかない。一番残念なのは、綺麗なレコードがなく、傷盤ばかりということ。もしくは、傷がなくてもやたらノイズをひろうレコードだ。
今日は天気が良いので新宿のユニオンに行ったが、収穫といえばこの一枚だけ。
2ndでステレオなんで2200円という安さ。盤はキレイだったのでこういうものをぼちぼち買うしかない。今月はこれと先日のThe steamerの2枚のみ。以前よりだいぶレコードを買わなくなった。
おそらくGWのセールに綺麗な盤は高額で放出されると思うが、レコードが高額になるのはなんとも残念。
改めてスタンゲッツを聴いてみる
そういえば、スタンゲッツをまともに聴いたことがないと思った。名盤といえば、ゲッツジルベルトだが、あれはゲッツ本来の才能の一部しか表現していない。
レコード棚よりThe steamerを聴いてみる。この頃のゲッツは、レスターヤングの影響が色濃い。レスター風の音色、ニュアンスの付け方などが近い。しかしながら、フレージングはすでにゲッツの個性が現れており、流れるようなフレーズや例のたたみかけるようなフレーズもある。
この頃のゲッツは、クールサウンドと言われるのはその音色のためで、フレーズ自体は結構盛り上がるフレーズを多用している。ブリルハートのストリームラインの細身のマウスピースに厚手のリードを合わせ、圧力のある息を入れ続けて運指だけで音例を作る。まっすぐ吹いており、そこに音を乗せる感じはまさにレスター系である。
こういうサウンドも悪くないなぁと思う今日この頃。
パリの展示会にて
パリのコンポジットショーで見かけたジャズバンド。地元のバンドだと思うけどなかなか上手かった。
サックスに目がいってしまうのですが、音色は良かったなぁ。音量は小さかったけど、これはアメリカでも同様で日本人はサックスの音量が大きい。体格は明らかに外人のほうが大きいのだけど。
あぁ、サックスが吹きたい。。
ヤフオクでモブレーのレコードを落札
たまたま安価だったのでダメ元で入札したら、落札できた。
不思議なのが、片面だけVANGELDER刻印。一箇所だけ音トビがある。
ヤフオクはこんなもんだろう。
2月に買ったレコードはこれだけ。レコード熱はだいぶ覚めてきたかなぁ。
お気に入りマウスピース
キャノンのコンデジを手に入れたので思わず写真を撮ってみた。
マウスピースはヨハネスガーバー、リガチャーはマーティンである。実はこのマウスピース、手持ちのスラントとデザインがそっくり。もちろんスラントを意識しているのは確かだが、このマウスピースは、オープニングが7番でヨハネスガーバーお得意の金属粒子は入っておらず、ドイツ製の高品質のラバーのみ。始め吹いていてややパンチにかけていて物足りなかったが、コシのあるリードを使ったらなかなか良い感じ。おまけにゴールドプレートのリガチャーをつければ結構クリアで音も太いのに柔らかい音になる。 スラントとは正確にはイコールではないが、オープニングをいじってあるスラントよりは良いと思う。もう少しごりっとすると面白いマウスピースかもなぁ。